【マッチレポート】関東大学ジュニア選手権 早稲田大学戦
2024年12月7日(土)
今年度東海大学のジュニアチームはカテゴリーAにおいて、4位だったため、順位決定戦は3位の早稲田大学との対戦となった。試合会場は早稲田大学の上井草グラウンドで行われ、メンバーには初選出の⑰大沢櫂(2年:石見智翠館)、久々の選出である⑱佐藤出帆(4年:東海大相模)らがメンバー入りした。
ジュニア選手権の最終戦であるこの試合で白星を掴み取り、1週間後にあるトップチームの大学選手権を勢いづけるためにも大事な一戦となった。
前半3分
東海は敵陣22m付近でペナルティを獲得する。敵陣5m付近ラインアウトで乱れるもボールを保持し、⑨川久保瑛斗(3年:長崎北陽台)が狭いサイドを見逃さず、相手の隙を突き、外で待っていた②村田和志(4年:京都成章)が力強いキャリーで先制のトライを奪う。⑩奥田泰進(4年:東海大仰星)のキックも決まり7-0となる。
7-0
前半7分
東海は自陣5mでペナルティを犯してしまう。早稲田はスクラムを選択する。自陣5m早稲田ボールスクラムからボールを展開され相手のアタックを止め切れずトライを許してしまう。キックは外れ7-5となる。
7-5
前半12分
早稲田はハーフライン付近スクラムからボールを展開され、フェイズを重ねられるも、東海も粘りのディフェンスを見せる。しかし、最後は外側の空いたスペースにボールを運ばれ、相手のランを止めることが出来ずトライを許してしまう。キックは外れ7-10となる。
7-10
前半17分
早稲田はハーフライン付近ラインアウトからボールを展開する。フェイズを重ねる中で相手の蹴ったハイパントを直接キャッチされそのまま走り切られトライを許してしまう。キックは外れ7-15となる。
7-15
前半25分
東海は敵陣22m付近スクラムでペナルティを犯してしまい、ハーフライン付近まで攻め込まれる。ハーフライン付近早稲田ボールラインアウトでオーバーしたボールが相手に入り、そのまま走り切られトライを許してしまう。キックは決まり7-22となる。
7-22
前半34分
東海は敵陣22m付近でペナルティを獲得し、タッチキックを選択する。敵陣5m付近ラインアウトから自慢のモールを形成するも崩れてしまう。そこからフォワードの連続アタックでフェイズを重ね、最後は③原口慎太郎(3年:佐賀工業)の力強いキャリーでトライを奪う。キックは外れ12-22となる。
12-22
前半40分
東海は前に出るディフェンスでターンオーバーをし、⑩奥田が得意のロングキックで陣地を回復するも早稲田のランカウンターによりディフェンスラインのギャップを突かれ、止めることが出来ずトライを許してしまう。キックも決まり12-29となる。
12-29
これが前半最後の得点となる。
後半0分
①星田智裕(3年:浜松工業)→⑯伊波大地(4年:東海大相模)
⑥カストン・フォヌア(1年:東海大福岡)→⑲細川聖(2年:黒沢尻北)
後半3分
③原口慎太郎(3年:佐賀工業)→⑱佐藤出帆(4年:東海大相模)
後半6分
東海は敵陣10m付近でのマイボールラインアウトから展開すると、ショートサイドのスペースにボールを運び、②村田和志(4年:京都成章)から⑮高橋豪生(3年:仙台育英)へのオフロードパスが繋がり大きくゲインすることに成功する。最後は⑲細川がディフェンスのギャップを鋭く突き、トライとなる。⑩奥田のキックも決まり19-29となる。
19-29
後半6分
⑨川久保瑛人(3年:長崎北陽台)→㉑吉田永遠(3年:京都成章)
後半18分
東海は敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトをオーバーボールするも、なんとかマイボールとする。ゴール前で勢いをつけたい東海と早稲田のディフェンスで互角のフィジカルバトルを見せる中、逆サイドへアタックを仕掛け⑩奥田から⑫木津谷勇輝(4年:札幌山の手)へのパスでディフェンスをかわしトライとなる。⑩奥田のキックも決まり26-29となる。
26-29
後半18分
⑫木津谷勇輝(4年:札幌山の手)→㉓水谷元気(4年:鹿児島実業)
後半24分
②村田和志(4年:京都成章)→⑰大沢櫂(2年:石見智翠館)
後半25分
早稲田は自陣ゴール前早稲田ボールラインアウトからモールを形成。東海は武器であるモールディフェンスで対抗するも前進されるが、トライ目前でなんとか阻止する。人数を掛けて必死にディフェンスする東海だったが、最後は早稲田にねじ込まれトライを許してしまう。キックも決まり26-36となる。
26-36
後半27分
東海はマイボールキックオフからプレッシャーをかけるも、ディフェンスのギャップを早稲田に走られ大きくゲインを許してしまう。先程のトライで勢いづいた早稲田のアタックに対し、前に出るディフェンスで止めにかかる。またしてもディフェンスのギャップを早稲田に走られてしまう。サポートも増え人数有利を作られ、トライを許してしまう。キックも決まり26-43となる。
26-43
後半27分
⑧安田尊(2年:佐賀工業)→⑳張剛士(2年:関大北陽)
後半36分
早稲田は敵陣22m早稲田ボールラインアウトからキックで陣地を狙う。キックカウンターから、東海は外へ展開しゲインを狙うも、ボールをロストしてしまう。早稲田は裏のスペースにキックを使いながら前進し、東海はゲインされつつもなんとか止める。しかし外側に人数有利を作られ、トライを許してしまう。キックも決まり26-50となる。
26-50
後半38分
⑩奥田泰進(4年:東海大仰星)→㉒緒方蒼太朗(4年:関大北陽)
フルタイムとなりノーサイド。
最終スコア:東海26-50早稲田
関東ジュニア選手権大会順位決定戦は自分たちのミスからピンチを招くことが多く、精度の高いプレーをすることが次の課題となった。一時は3点差まで詰め寄る猛攻を見せたが、その後突き放されてしまい、黒星となってしまった。そして東海は4位という形で2024関東大学ジュニア選手権大会カテゴリー1は幕を閉じた。