【マッチレポート】関東大学ジュニア選手権 帝京大学戦
2024年10月6日(日)関東ジュニア選手権大会第2戦が東海大学湘南校舎ラグビー場で行われた。メンバーには期待の一年生、⑲朝倉晴樹(1年:大産大附)、㉓髙崎大我(1年:桐蔭学園)や⑳菊地柊(4年:東京)が初のメンバー入りとなった。前節でのアタック、ディフェンスの反省を生かし、前年王者である帝京大学に東海の強みを出したラグビーを展開し、まずは一勝を掴み取りたい大事な一戦となった。
前半
前半6分
帝京は敵陣22mラインアウトからボールを展開する。東海は前に出るタックルで粘り強くディフェンスし前進を許さない。一進一退の攻防の中、 最後は帝京のテンポの速いアタックを止めることができずトライを許してしまう。キックも決まり0-7となる。
0-7
前半24分
東海は敵陣5m付近スクラムから⑧ヴィリアミ・マフィ(3年:東海大福岡)がボールを持ち出しゴールラインに入るもボールを押さえることが出来ず惜しくもトライを逃してしまう。
前半32分
東海は自陣10mラインアウトでミスをしターンオーバーを許してしまう。その後、ボールを展開されると裏の空いたスペースへキックされ、なんとかボールを保持するもラックでプレッシャーをかけられペナルティを犯してしまう。帝京はタップキックで再開すると、最後は大外まで展開されトライを許してしまう。キックも決まり0-14となる。
0-14
前半36分
東海は敵陣10mでフェイズを重ねる中、ラックサイドの空いたスペースに⑦北村竜哉(4年:東京)が持ち出し帝京ディフェンスを突破すると、サポートしていた⑨井川天太郎(3年:東海大仰星)にパスが繋がり相手をかわすが、ゴールライン目前でボールをこぼしてしまいトライを逃してしまう。
前半39分
東海は敵陣22mラインアウトからフェイズを重ねる中で、キャッチミスによりボールをこぼし相手に拾われ、裏の空いたスペースに蹴り込まれる。なんとかボールを確保するもペナルティを犯してしまう。帝京はすぐさまタップキックで再開し、東海は戻りきれず、誰もいないスペースに走られそのままトライを許してしまう。キックも決まり0-21となる。
0-21
これが前半最後の得点となる。
後半2分
帝京は自陣22m帝京ボールラインアウトから展開しATを仕掛ける。帝京の強いフィジカルに対し前に出て人数をかけて止める東海は、フェーズの中でファンブルしたボールを拾いキックで脱出を狙う。しかし自陣22m付近でのマイボールラインアウトでスティールされ、東海は懸命なDFをするも突破されトライを許してしまう。キックは外れ0-26となる。
0-26
後半8分
東海は自陣22m付近でのマイボールスクラムからキックを選択。帝京はランでカウンターを仕掛けると、東海は鋭いダブルタックルで対抗する。そのラックで帝京がエラーし、ボールがファンブルする。それを⑬古屋健太朗(3年:秋田工業)が拾うと、華麗なオフロードパスが⑪永瀬由太郎(2年:京都成章)へと繋がり、自慢の俊足でDFを振り切りトライとなる。⑩奥田泰進(4年:東海大仰星)のキックも決まり、7-26となる。
7-26
後半8分
①星田知裕(3年:浜松工業)→⑰川村航平(1年:茗渓学園)
後半13分
帝京は自陣22m上での帝京ボールラインアウトからATを展開する。帝京の激しいボールキャリーに対し東海は低く刺さるDFをし、一進一退の攻防が続く。その中で⑰川村がラック中のペナルティにより、イエローカードによりシンビンとなってしまう。
後半15分
③原口慎太郎(3年:佐賀工業)→⑱菊谷蒼波(4年:大産大附)
⑦北村竜哉(4年:東京)→⑳菊池柊(4年:東京)
後半17分
⑧ヴィリアミ・マフィ(3年:東海大福岡)→⑰村田和志(4年:京都成章)※一時交代
後半24分
⑰川村→⑰村田
後半27分
東海は自陣22m付近のマイボールスクラムから大外へ展開し、BK陣の華麗なパスワークで大きくゲインに成功するも、その後帝京のDFの圧力に負けノックオンを犯してしまう。アドバンテージとなり東海は連携したDFを見せるも、テンポの良い帝京のATに翻弄されゴール前まで攻め込まれてしまう。東海は人数をかけてなんとか止めようとするも、大外に数的有利をつくられトライを許してしまう。キックは外れ7-31となる。
7-31
後半27分
⑨井川天太郎(3年:東海大仰星)→㉑山田莞大(3年:大阪桐蔭)
⑩奥田泰進(4年:東海大仰星)→㉒中村大介(4年:京都工学院)
後半39分
帝京は自陣ゴール前からモールを選択。東海は押されながらもなんとかゴール前で押さえ込み、ラックとする。ゴール前での攻防では、東海は早いDFセットと刺さるタックルを見せるも帝京にねじ込まれ、トライを許してしまう。キック外れ7-36となる。
7-36
これが最後の得点となりノーサイド。
関東ジュニア選手権大会第2戦は、積極的に前へ出るアタックと粘り強いディフェンスを繰り返していたが、トライ直前のミスやラインアウトでのミスが目立ち、得点をとることが出来なかった。次戦の早稲田大学戦では、課題修正とディフェンスやセットプレーの質にこだわり、東海の強みを出し勝利を掴み取りたい。