【マッチレポート】関東大学春季交流大会Aグループ 帝京大学戦
2024年5月26日(日曜日) 関東大学春季交流大会Aグループの第2回戦となる帝京大学戦(以下帝京)が、山梨県UTY招待ラグビーとして、JITリサイクルインクスタジアムで行われた。メンバーには初出場の⑰津田仁（3年:光泉カトリック）、㉑石川裕大（2年:東海大相模）、㉔平坂亮輔（2年:目黒）が選出された。前節の反省を活かしチームを勢いつけるためにも、昨年王者から勝利を掴み取りたい重要な一戦となった。
前半6分
敵陣10メートル付近東海ボールラインアウトからモールを形成し、少しづつ前進するも止められてしまう。そこからテンポよくボールを出し、⑬近藤翔耶（4年: 東海大仰星）が外のスペースにキックパス。そのボールに反応した⑪小池椋太(3年:東海大相模)が持ち前のスピードに乗ったまま大きくゲインする。さらに、⑮千葉康英(4年:尾道)が帝京のディフェンスのギャップをつき、ゴールライン付近まで攻め込み、フォワードが連続アタックで前進を試みるも、ボールを落とし、トライチャンスを逃す。
前半11分
敵陣22メートル付近東海ボールラインアウトから⑦薄田周希（3年:東海大学付属大阪仰星高校）が力強いボールキャリーでゲインを取る。その後、帝京の激しいタックルを受けるも東海の粘り強いアタックでフェイズを重ね、⑬近藤が外のスペースに鋭いパスを通す。そこから⑭中川湧眞（4年生:京都成章高校）が緩急のあるランで相手を抜き去り、サポートにきていた⑦薄田にパスを出すがボールが手につかず、トライを逃してしまう。
前半22分
敵陣10mライン付近での東海ボールラインアウトから大外へ展開し、⑮千葉が力強いキャリーで前進し、フォワードへボールを展開するも帝京の早いプレッシャーを受け、ターンオーバーを許してしまう。その後、春から磨いてきたディフェンスで前に出るも、ディフェンスラインを突破されてしまい、最後はショートサイドへボールを運ばれ、トライを許してしまう。ゴールキックは外れ0-5となる。
0-5
前半30分
敵陣5m付近東海ボールラインアウトからモールを形成するも押し切ることがでないが、⑬近藤が力強いボールキャリーで前進する。フォワードで前に出ようと試みたが、帝京の厚いディフェンスに阻まれてしまう。テンポよく展開し、トライチャンスを演出するも、ボールを落としてしまい、陣地を戻されてしまう。
昨年王者の帝京の力強いアタックを持ち前のしつこく前に出るディフェンスでプレッシャーをかけ、得点を奪わせない。
両者一進一退の攻防でトライ目前まで攻め込むも中々得点まで結びつけることが出来ず、追いかける形で前半が終了となる。
後半
③原口慎太郎（3年:佐賀工業）→⑱ 杉浦皓亮（3年:名古屋）
後半1分
帝京ボールキックオフから詰めの早いプレッシャーを受け、落球、そのボールを相手に拾われそのままトライまで運ばれてしまう。ゴールキックは外れ0-10となる。
0-10
後半12分
敵陣22メートル付近での東海ボールラインアウトからフォワードの連続アタックでフェイズを重ねると、最後はバックスがボールを展開し⑭ 中川の得意のランで帝京ディフェンスを置き去りにしてトライを獲得する。⑩奥田のゴールキックも決まり7-10となる。
7-10
後半26分
② 下江康輔（4年:東福岡）→⑰津田仁（3年:光泉カトリック）
後半27分
自陣5メートル付近帝京ボールラインアウトからモールを形成されるが東海フォワードがモールを崩すことに成功する。しかし、その後の帝京フォワードの連続アタックでフェイズを重ねられると最後は力強いキャリーに押し込まれトライを許してしまう。ゴールキックは外れ7-15となる。
7-15
後半28分
⑪ 小池椋太（3年:東海大相模）→ ㉖ウェスリー・トンガ（2年:東海大相模）
後半30分
⑮ 千葉康瑛→㉓北村光基（3年:東海大仰星）
後半31分
⑨井川のオフサイドにより、チームとしての度重なるゴール前でのペナルティによりシンビンが出される。
後半33分
自陣5メートルでの帝京ボールラインアウトからモールを形成され帝京フォワードの力強いアタックに押し込まれると、最後は隙をつかれ右隅にトライを許してしまう。ゴールキックも決まり7-22となる。
7-22
後半34分
㉖ウェスリー・トンガ→㉑石川裕大（2年:東海大相模）
⑥ 中山竜太朗（4年:東海大仰星）→㉒平坂亮輔（2年:目黒）
④川瀬悠河（4年:東海大相模）→㉕ヘンドリック・スミス（2年:Hoer tengniese skool Meddelburg)
後半40分
自陣5メートルでの帝京ボールラインアウトからモールを形成され、東海フォワードも必死に食い止めるが、じわじわ押し込まれ最後は帝京フォワードにサイドの隙をつかれトライを許してしまう。ゴールキックは外れ7-27となる。
7-27
後半42分
東海ボールキックオフから帝京にボールを確保されるとハイパントを上げられるが⑧大森光（4年:熊本西）がしっかりと捕球する。そこから外への展開を試みるが帝京の出足の速いディフェンスにハンドリングミスをしてしまい、そのままボールを取られ自陣5メートルまで攻め込まれる。最後は外の空いているスペースにボールを展開されトライを許してしまう。ゴールキックも決まり7-34となる。
7-34
関東大学春季交流大会Aグループ第2戦目は、前節の反省を修正できた場面も見られたが、課題も多く残る試合となった。ディフェンスでは、全員が前に出てハードワークをしゴール前でピンチを凌ぐ場面も見られたが、後半20分以降ペナルティが増え最後まで戦いきれないなどの課題が残った。今回出た課題を修正し次戦の法政大学戦に臨みたい。