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【マッチレポート】関東大学ジュニア選手権 帝京大学戦

2023年9月24日(日)、関東大学ジュニア選手権大会第1戦が帝京大学百草グラウンドで行われた。メンバーには⑤今井郁太 (3年:東海大相模)、⑥佐々木浩祐 (4年:札幌山の手)、⑫柏原昌太 (4年:東海大相模)、⑬山崎悠馬(3年:盤城)、⑭上村悠次郎 (4年:筑紫)、⑯菊谷蒼波 (3年:大阪産業大附属)、⑰村田和志(3年:京都成章)、⑲米元悠翔 (3年:東海大相模)、㉑井川天太郎 (2年:東海大大阪仰星)、㉒奥田泰進 (3年:東海大大阪仰星)、㉓木津谷勇輝 (3年:札幌山の手)の他1年生ルーキーの④中村太志朗 (1年:大阪産業大附属)、⑪ウェスリー・トンガ (1年:東海大福岡)、⑳ヘンドリック・スミス(1年:Hoer tengniese skool Middelburg)らが初のメンバー入りとなる。フレッシュなメンバーで望むジュニア選手権大会初戦の相手は帝京大学(以下帝京)。チャンピオンシップを目指すチームとして春に積み上げてきたものを試す貴重な試合となる。

前半
東海ボールキックオフ

前半2分
相手のキックボールを⑩廣田真士 (2年:報徳学園)が裏のスペースに蹴り込む。50-22により敵陣5メートル付近でのマイボールラインアウトを獲得する。その後、モールを形成し一度は停滞するものの、そこからフォワードの連続攻撃をし、最後は、⑨竹田怜央 (4年:東海大大阪仰星)が相手の隙をつき、捕まりながらも③佐藤颯人(4年:大分東明)に繋ぎトライを決める。⑩廣田のゴールキックが成功し7-0となる。
7-0

前半4分
帝京大学の50-22により自陣5メートル付近での相手ボールラインアウトとなる。モールを形成され、モールディフェンスで帝京のモールを食い止めるものの、帝京の力強いフォワードの連続攻撃に押し切られトライを許してしまう。ゴールキックも決められ7-7と振り出しに戻される。
7-7

前半6分
キックオフからプレッシャーをかけ、相手のミスを誘いボールを獲得する。素早く展開しフォワードが力強いアタックから前進し、速いテンポでバックスに展開する。しかし、相手の速く前に出てくるディフェンスにより、外に逃げる長いパスをインターセプトをされる。そのまま走りきられトライを許してしまう。ゴールキックも決まり、7-14となる。
7-14

前半11分
自陣10メートルでのマイボールラインアウトからフォワードで連続アタックするが、相手に隙をつかれボールを獲得されてしまう。帝京のバックスの巧みなハンドリングスキルでボールを繋がれ、大外で前進されてしまう。さらに反対サイドへと展開され、再び大外でゲインを許す。その後帝京にフェイズを重ねられ、最後はフォワードにラック周辺を狙われ、裏に出たところをパスで繋がれてトライを許す。ゴールキックも決まり7-21となる。
7-21

前半21分
自陣10メートル付近の相手ボールラインアウト。速いプレッシャーでディフェンスから前に出る。前に出られない帝京がキックを選択するが、⑤今井郁太(3年:東海大相模)がチャージをする。しかし、こぼれたボールを拾われ、ゲインを許す。その後、ボールを繋がれ、裏のスペースへキックをされる。そのボールがポールにあたり不運にも帝京に入り、トライを許す。ゴールキックも決まり、7-28となる。
7-28

前半26分
自陣ゴール前帝京ボールラインアウト。モールを選択した帝京に対し東海の力強いモールディフェンスで前に出さない。しかし、アドバンテージをもらった帝京は、裏へのキックを使うが⑭上村悠次郎 (4年:筑紫)のカバーで難を逃れる。帝京は再びペナルティからタッチに蹴り出し、ゴール前ラインアウト帝京ボール。東海が果敢に前でタックルするも、帝京の力強いプレーを止める事ができずトライを取られる。ゴールキックも決まり7-35となる。
7-35

前半36分
東海がゴール前まで攻め込むが、スクラムからペナルティを取られる。タッチに出され自陣10メートル帝京ボールラインアウト。⑩廣田の前に出るタックルから、果敢にディフェンスするも、帝京のパス回しに翻弄されそのままトライを許してしまう。ゴールキックも決まり7-42となる。
7-42

前半ラストワンプレー、ハーフラインからセンタースクラム帝京ボール。東海がスクラムでプレッシャーをかけるが、バックスラインのギャップをつかれそのまま走り切られトライを許してしまう。ゴールキックも決まり7-49となり前半終了。
7-49

後半

メンバー交代
①星田→⑯菊谷 ②垣田→⑰村田
⑩廣田→㉒奥田

帝京ボールキックオフ

後半3分メンバー交代
⑥佐々木→⑲米本

後半5分
敵陣10メートルライン付近で帝京側の反則によりペナルティを獲得した東海は、タッチキックを選択し、帝京ゴール前に蹴り出す。その後、ラインアウトからモールを形成し一度停滞してしまうが、⑨竹田が広い視野で外の空いているスペースに一気にボールを繋ぎ、最後は⑪ウェスリーが抑え込みトライ。⑩奥田のゴールキックは外れ12-49となる。
12-49

後半6分
帝京ボールキックオフのボールを相手に取られてしまい、東海は積極的に前にプレッシャーをかけボール奪取を試みるが、惜しくも大外の空いているスペースにボールを繋がれてしまいトライとなる。ゴールキックは成功し、12-56となる。
12-56

後半7分
東海は帝京の広いアタック間隔に対して、うまくディフェンスの連携が取れず何回も大幅ゲインを取られ、全員が最後まで諦めずカバーし続けたものの、最後はトライを許してしまう。ゴールキックは外れ、12-61となる。
12-61

後半10分
敵陣22メートルライン付近で東海ボールラインアウト。東海はトライを取るため果敢に攻め込むが、惜しくもミスが起こり、そのミスボールを帝京に拾われてしまう。その後、大きくゲインを取られるも、なんとか中央ライン付近で食い止めるが、早いテンポでフェイズを重ねられ最後はトライを許してしまう。ゴールキックも決まり、12-68となる。
12-68

メンバー交代
⑬山崎→㉓木津谷

後半23分
自陣22メートルライン付近で脱出したボールから、カウンターアタックを仕掛けてくる帝京に対して、東海ディフェンスは勢いよく前にプレッシャーをかける。しかし、うまく連携が取れていなかった為、間を抜かれ大幅ゲインを許す。その後、10フェイズ以上に渡り自陣ゴール前で粘りのディフェンスを見せるが、最後は止め切ることができずトライを許す。ゴールキックは外れ、12-73となる。
12-73

メンバー交代
③佐藤→⑱松井 ⑨竹田→㉑井川
⑧ヴィリアミ→⑳ヘンドリック

後半26分
東海ボールキックオフからボールをマイボールにし、さらにテンポの速いアタックで相手の反則を誘い敵陣ゴール前でペナルティを得る。東海はタッチキックを選択し、ラインアウトからモールを形成すると、ここで意地を見せフォワード8人とバックスも加わりそのままトライまで持っていった。㉒奥田のゴールキックも決まり、19-73となる。
19-73


後半29分
相手ボールのキックオフを東海がうまく確保できず相手に攻撃の主導権を渡してしまう。
東海は前に出る守りをするがペナルティを取られる。
自陣ゴール前5メートルからのラインアウトでモールを組まれ、止めることができずトライを奪われてしまう。
相手のゴールキック成功で19-80となる。
19-80

後半32分
相手の継続する攻撃を防ぎ、ボールを奪うことができた東海だが⑮セブンスターのキックを出し切ることができず、東海のディフェンスが崩れているところを攻められトライを奪われてしまう。
相手のゴールキック成功で19-87となる。
19-87

後半38分
相手は継続した攻撃をしてきたが、東海は前に出るタックルで相手の攻撃を防いでいた。
しかし、反則が続いてしまい自陣ゴール前5メートルの位置で相手ボールスクラムを与えてしまう。
最後は、スクラムからのサインプレーに翻弄され、トライを奪われる。
相手のゴールキック成功で19ー94となる。
19-94

後半40分
⑮セブンスターのキックが相手に処理されしまい、相手の継続した攻撃を東海が最後の踏ん張りを見せる。
しかし、相手の隙をついたプレーからゴール前までキックで前に出られてしまい、東海はボールを獲得することができず、トライを奪われる。このトライがこの試合最後のトライとなった。
相手のゴールキック成功で19-101と点差が離れた試合となった。
19-101


後文
関東ジュニア選手権大会第1戦は東海にとって多くの課題が残る試合となった。アタック、ディフェンスともにミスの目立つ試合となり、フィジカル面での差が目立った。次戦の慶応大学戦まで2週間という短い時間ではあるが、今回の試合をしっかりと振り返りまずは1勝を掴み取りたい。

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