【マッチレポート】関東大学ジュニア選手権 早稲田大学戦
2025年10月5日(日)関東大学47回ジュニア選手権の第2節となる早稲田大学戦が(以下早稲田)が東海大学ラグビー場で行われた。メンバーには初選出となった⑦齊藤雅希(東海大浦安:4年)や⑪山口廉太(昌平:1年)、⑱山中勝晶(東海大大阪仰星:2年)、㉒羽根田陸(関大北陽:2年)など初選出の他、公式戦経験のあるメンバーが少ないフレッシュなメンバー編成となった。前回の帝京戦の反省を活かし、前半の入りから攻守共に相手に襲いかかり、これから必ず立ちはだかるであろう対抗戦グループチームとの試合を勝利で収めたい大事な1戦となった。
前半
前半4分
東海はスクラムから早稲田の素早いアタックにブレイクダウンで圧力をかけ、ターンオーバーに成功する。そこから外に展開し、ボールを受け取った⑪山口廉太(昌平:1年)が緩急あるステップで抜け出した後、裏のスペースへキック。そのボールを自ら押さえ先制のトライを奪う。キックは外れ、5-0となる。
5-0
前半8分
東海は敵陣10mでペナルティを獲得する。タッチキックを選択すると⑩野口柊(東海大相模:3年)の正確なキックで敵陣5mまで侵入する。敵陣5mラインアウトからモールを形成し、最後は⑥カストン・フォヌア(東海大福岡:2年)が押し込みトライを奪う。⑩野口のキックも決まり、12-0となる。
12-0
前半12分
東海は自陣でペナルティを犯してしまい、自陣5mまで侵入されるが粘り強いディフェンスでターンオーバーに成功し、キックで陣地を回復する。22m付近ラインアウトからの早稲田の力強いアタックに対して、東海は体を張りディフェンスするが早稲田のサインプレーによりトライを許す。キックも決まり、12-7となる。
12-7
前半27分
東海は敵陣10m付近ラインアウトからのアタックでボールを持った⑥カストン・フォヌア(東海大福岡:2年)が力強いアタックでゴール前まで攻め込む。その後ミスを犯すがペナルティを獲得し、タッチキックを選択する。東海は敵陣5mラインアウトからモールを形成し最後は②津田仁(光泉カトリック:4年)が持ち出しトライを奪う。キックは外れ、17-7となる。
17-7
前半27分
⑥カストン・フォヌア(東海大福岡:2年)→⑳藤原蒼士(東海大大阪仰星:3年)
前半30分
東海は体を張ったディフェンスでターンオーバーに成功するが、早稲田の鋭いタックルによりペナルティを犯してしまう。自陣10m付近ラインアウトから早稲田は素早いボール回しで東海ディフェンスを翻弄する。東海も必死のディフェンスで対抗するが相手の力強いキャリーでトライを許してしまう。キックも決まり、17-14となる。
17-14
前半40分
東海は自陣10m付近ラインアウトからアタックを仕掛けようとするがミスを犯してしまい、ターンオーバーを許してしまう。早稲田は外に展開し、東海は粘り強くディフェンスするがそのまま走り切られトライを許してしまう。キックも決まり、17-21となる。
17-21
これが前半最後の得点となる。
後半2分
早稲田は敵陣22m付近での早稲田ボールラインアウトから早いテンポで外へと展開する。対する東海は必死のディフェンスを見せ、トライライン目前で1度止めるものの、ラックサイドの隙を突かれトライを許してしまう。キックも決まり17-28となる。
17-28
後半9分
② 津田仁(4年:光泉カトリック)⇒⑰今津虎之介(1年:東海大大阪仰星)
⑨ 石川裕大(3年:東海大相模)⇒ 吉田永遠(4年:京都成章)
後半11分
東海は敵陣22mでの早稲田ボールラインアウトで早稲田のサインプレーに対応できず、ゴール前まで攻め込まれてしまう。その後東海は人数をかけて確実に止めにかかるも、外側で人数有利を作られてしまいトライを許してしまう。キックも決まり17-35となる。
17-35
後半13分
①大橋蓮音(2年:名古屋)⇒⑯ 林龍之介(3年:筑紫)
後半17分
東海は敵陣22m付近でのラインアウトでオーバーボール寸前のボールをなんとかマイボールとすると、用意していたバックスのサインプレーが早稲田のディフェンスを翻弄し、⑪山口の力強いランでトライを奪う。⑩野口のゴールも決まり24-35となる。
24-35
後半19分
東海は早稲田ボールキックオフからエリア獲得のためキックを選択し、再獲得を狙うが惜しくも競り負け、早稲田ボールとなる。そこから早稲田のスピードに最後まで対応しきれず、トライを許してしまう。キックも決まり24-42となる。
24-42
後半21
⑭湯前心(4年:常翔学園) ⇒㉓堀田倭(3年:長崎海星)
後半25分
早稲田は敵陣10mでのラインアウトから展開すると、東海は前に出るディフェンスと鋭いタックルで対抗する。東海は素早いアタックに対しても確実にディフェンスするが、早稲田のアタックスピードを前に徐々にディフェンスの連携が崩れてしまい、最後はパワーのあるランを止めきれずトライを許してしまう。ゴールも決まり24-49となる。
24-49
これが後半最後の得点となる。
後半26
③阿部輝(秋田工業:3年)⇒⑱山中勝晶(東海大大阪仰星:2年)
後半30分
⑦ 齊藤雅希(東海大浦安:4年)⇒⑲ 渡邉 拓斗(帝京高校:3年)
東海はその後もアタックディフェンスともに鬼気迫るプレーを見せるが、最後まで得点には繋げられず、ノーサイドとなる。
最終スコア 東海24-49早稲田
関東大学第47回ジュニア選手権の第2節となる早稲田大学戦は前半は肉薄したが後半に突き放される展開となった。前半の入りは自分たちのゲームプランが上手くはまりリズムに乗って先制することができ有利な展開で試合を進めることができた。しかし、試合が進むにつれミスが多発し、早稲田の素早いアタックに翻弄され後半は突き放されてしまった。次戦の明治大学戦では小さなミスを減らし、前半の勢いを試合終了まで切らさず勝利を掴み取りたい。
