【マッチレポート】関東大学ジュニア選手権 帝京大学戦
2025年9月7日(日)第47回関東大学ジュニア選手権の第1節となる帝京大学戦(以下帝京)が東海大学湘南校舎ラグビー場で行われた。メンバーには春シーズンでも活躍した⑨吉田永遠(4年:京都成章)や⑭正木空馬(2年:京都工学院)が主軸として選抜された。
秋シーズンの初陣。春の課題を糧に、夏合宿で鍛え上げてきたものを余すことなくぶつけ、これから始まるリーグ戦へ勢いを繋ぐためにも白星を掴み取りたい大事な一戦となった。
前半
前半4分
東海は敵陣10mでペナルティを犯してしまう。帝京はタッチキックを選択し、自陣10mラインアウトから素早い順目アタックを仕掛ける。東海は体を張ったディフェンスで対抗するが最後は押し切られ先制のトライを許してしまう。
キックも決まり0-7となる。
0-7
前半8分
東海はキックオフでダイレクトタッチになり、帝京ボールスクラムでの再開となる。帝京はスクラムから素早いボール回しでゲインラインを突破する。その後も帝京の力強いアタックに東海ディフェンスは翻弄され、最後はラックサイドの隙を突かれトライを許してしまう。
キックは外れて0-12となる。
0-12
前半13分
東海はハーフライン付近でペナルティ犯してしまう。帝京はタッチキックを選択し、敵陣22mラインアウトからボールを展開するが、東海がまたしてもペナルティを犯してしまう。帝京は再度タッチキックを選択する。ラインアウトからモールを形成し、そのまま押し切られしまいトライを許す。キックも決まり0-19となる。
0-19
前半16分
東海はキックオフからボールを獲得し、連続アタックを仕掛けるもボールを奪われてしまい裏のスペースにボールを蹴られ、陣地を取られてしまう。帝京は敵陣10m付近ラインアウトからボールを展開し帝京の早いアタックについていけず最後はトライを許してしまう。キックも決まり0-26となる。
0-26
前半21分
東海はキックオフで再度ボールを獲得し、連続アタックを仕掛けペナルティを獲得する。東海はスクラムを選択し、そこでもペナルティを獲得する。東海はペナルティゴール選択し、そのキックを山口幸信(長崎北陽台:1年)がしっかり決め、3-26となる。
3-26
前半23分
東海は自陣22mラインアウトから脱出を試みるもキックミスをしてしまう。帝京はキックカウンターから素早い連続アタックを仕掛ける。東海は体を張ったディフェンスをするがオフロードパスが繋がり、そのまま走り切られトライを許してしまう。キックも決まり3-33となる。
3-33
前半26分
東海は敵陣10m付近ラインアウトからアタックを仕掛けるもミスをしてしまいターンオーバーを許す。帝京はフォワード、バックスが一体となったアタックで東海ディフェンスを圧倒し、抜け出す。東海は必死にディフェンスするも最後はパスを繋がれトライを許す。キックも決まり3-40となる。
3-40
前半30分
東海は帝京があげたハイパントをキャッチしてアタックを仕掛けるもボールをこぼしてしまう。帝京がボールを拾い裏のスペースに蹴り込み東海は処理をするもペナルティを犯してしまう。帝京はタッチキックを選択し、敵陣5mラインアウトからモールを形成し、押し切られトライを許してしまう。キックは外れ3-45となる。
3-45
これが前半最後の得点である。
後半
②津田仁(4年:光泉カトリック)⇒⑰大沢櫂(3年:石見智翠館)
③原口慎太郎(4年:佐賀工業)⇒⑱小濱由路(3年:平塚学園)
後半2分
東海はキックオフを22m付近に蹴り込むと、帝京は陣地回復を図りキックを蹴る。東海は2度もキックの処理を誤り、自陣22m付近で帝京ボールスクラム。そこから帝京のサインプレーを必死のディフェンスで対応しようとするも、仕留めきれずトライを許してしまう。ゴールは外れ3-50となる。
3-50
後半6分
東海は敵陣22m付近でのマイボールラインアウトのオーバーボールから、帝京にオープンサイドへ展開され大幅にゲインを奪われてしまう。再度ボールを獲得するも東海はペナルティを犯してしまう。帝京はタッチキックを選択し、自陣ゴール前帝京ボールラインアウトからモールを組む帝京に対して、東海は武器のモールディフェンスで一度は粘るもトライを許してしまう。キックは外れ3ー55となる。
3-55
後半10分
⑤渡邉拓斗(3年:帝京)⇒永田拳(2年:東海大相模)
⑧上林虎太郎(4年:東海大相模)⇒カストン・フォヌア(2年:東海大福岡)
⑩山口幸信(1年:長崎北陽台)⇒奥田泰進(4年:東海大仰星)
後半15分
東海は自陣22m付近のスクラムからキックを選択しエリアを前に進める。帝京もキックで対抗し東海がキックゲームからアタックへ転じるもロングパスをインターセプトされトライを許してしまう。キックも決まり3-62になる。
3ー62
後半18分
①中尾優人(2年:栄徳)⇒⑯星田知裕(4年:浜松工業)
後半19分
東海は自陣22mスクラムから再度キックを選択し、キックチェイスでプレッシャーを与えるも帝京のカウンターを止められず、トライを許してしまう。キックも決まり3-69になる
3-69
後半24分
⑨吉田永遠(4年:京都成章)⇒㉑石川裕大(3年:東海大相模)
後半24分
東海は敵陣ゴール前でマイボールラインアウトのチャンスを得るもミスしてしまう。一度は帝京にエリアを返されるも、⑫新垣勇人(1年:長崎北陽台)が裏のスペースへのショートパントを選択し、再獲得に成功する。その後、⑭正木空馬(2年:京都工学院)へボールを繋ぎそのまま走り切り、トライを奪う。㉒奥田のキックも決まり10-69となる。
10-69
後半28分
東海は自陣深くに攻め込まれるも必死のディフェンスで防ぎエリアを回復する。自陣10m帝京ボールラインアウトから再開されると、帝京はオーバーボールをするもボールを獲得し、それに東海は反応できず、トライを許してしまう。キックも決まり10-76となる。
10-76
後半34分
⑦和田寛大(2年:東海大仰星)⇒藤原蒼士(3年:東海大仰星)
最終スコア
東海10ー76帝京
後文
第47回ジュニア選手権の第1節となる帝京大学戦では、思うように流れを掴めない苦しい展開となった。前半の入りからペナルティが重なり、ディフェンスのミスで連続トライを許す。アタックでもハンドリングエラーが目立ち、思うように形を作ることができなかった。この敗戦で得た課題をチーム全体で修正し、来週から始まるリーグ戦、そして続くジュニア選手権では必ず勝利を収めたい。
