【マッチレポート】関東大学春季交流大会Aグループ 帝京大学戦
2025年5月25日(日曜日)関東大学春季交流大会Aグループの第3回戦となる帝京大学(以下帝京)が、山梨県UTY招待ラグビーとして、JITリサイクルインクスタジアムで行われた。東海大学(以下東海)は、下級生の頃から主力を担う、キャプテン⑧薄田周希(4年:東海大仰星)や、コンラッド・セブンスター(3年: Monument-Highschool)が復帰し、メンバーには㉓鈴木浩介(2年:東京)、㉔ポエットカー若(2年:東海大福岡)が初選出された。メンバーも充実してきており、昨年の王者から勝利を掴み取りたい重要な一戦となった。
前半
前半6分
東海はハーフライン東海ボールラインアウトからターンオーバーを許してしまう。そこから、外へ素早く展開され、対応しきれずペナルティを犯してしまう。帝京は自陣5mラインアウトからモールを形成する。東海は必死に対抗するも、力強いモールでそのまま押し切られ先制のトライを許してしまう。キックは外れ0-5となる。
0-5
前半9分
東海は敵陣10m付近ラインアウトから連続攻撃を仕掛けるも、帝京のディフェンスにプレッシャーをくらい、パスミスを犯しターンオーバーを許す。そのボールを帝京が拾い、素早いカウンターに転じそのまま走り切られ、トライを許してしまう。キックも決まり0-12となる。
0-12
前半14分
東海は自陣22mからキックをし、自陣からの脱出を試みるも、帝京はクイックスローでカウンターアタックを仕掛ける。帝京はミスマッチを突きゲインし、最後はオフロードパスを繋がれトライを許してしまう。キックも決まり0-19となる。
0-19
前半18分
東海は自陣10mの帝京ボールスクラムからショートサイドを攻められるも、ゲインを取られるもの必死に食い止める。しかし、ペナルティを犯してしまう。帝京は自陣5mからラインアウトモールを形成し、!トライを許す。キックも決まり0-26となる。
0-26
前半27分
東海は自陣10m付近東海ボールラインアウトから敵陣に攻め込もうとするも、ラインアウトでミスを犯し、ターンオーバーを許してしまう。そこから、前に出るディフェンスで前進を阻止しようとするも、ペナルティを犯してしまう。帝京は自陣5mラインアウトからモールを形成し、勢いで押し込まれトライを許してしまう。キックは外れ0-31となる。
0-31
前半32分
帝京は自陣5m付近帝京ボールラインアウトからオーバーボールでミスをするも、アタックを継続される。東海は必死に前に出てディフェンスするも、帝京の素早く強いアタックに対応できずトライを許してしまう。キックも決まり0-38となる。
0-38
前半39分
東海は自陣22m付近マイボールラインアウトからキックで自陣からの脱出を試みも、タッチには出しきれず、帝京はキックカウンターを仕掛ける。そこから東海は前に出てプレッシャーをかけるも、帝京のテンポのいいアタックに対応できず、ディフェンスのギャップを突かれそのまま走り切られトライを許す。キックも決まり0-45となる。
0-45
これが前半最後の得点になる。
後半3分
東海はハーフライン付近でのマイボールラインアウトをスティールされ、外に展開されるも前に出るディフェンスで対抗する。しかし帝京は強いフィジカルで前少しずつ前進、最後はオフロードパスを繋がれトライを許してしまう。キックも決まり0-52となる。
0-52
後半5分
⑥中村太志郎(3年 : 大産大附)→⑳ポエットカー若(2年 : 東海大福岡)
後半5分
東海はフェーズの中で帝京の素早いアタックに対抗しようとするも、⑨山田莞太(4年 : 大阪桐蔭)が帝京アタックのラストパスをはたいてしまいシンビンとなる。
後半6分
東海は自陣22m付近での帝京ボールラインアウトから粘りのタックルでペナルティを獲得するも、ノータッチとなってしまう。帝京のカウンターからギャップを突かれ、オフロードパスも繋がれ、そのまま走り切られトライを許してしまう。キックは外れ0-57となる。
0-57
後半10分
帝京は敵陣10m付近ラインアウトから連続アタックを仕掛ける。東海は体を張り必死にディフェンスするも、個々のフィジカルで勝る帝京にゲインを許し、最後はパスダミーでディフェンスを突破されトライを許してしまう。キックも決まり0-64となる。
0-64
後半11分
⑤渡邉拓斗(3年 : 帝京)→⑲篠田晃成(1年 : 大阪桐蔭)
後半19分
帝京は連続攻撃を仕掛ける。東海は、1度は防いだもののまたもペナルティを犯してしまう。帝京はタッチキックを選択し、敵陣5mでの帝京ボールラインアウトから再開。モールを形成すると東海の鍛えた武器であるモールディフェンスをもっても抑えきれず、トライを許してしまう。キックも決まり0-71となる。
0-71
後半20分
⑩浦本明惟(2年 : 松山聖陵)→㉒野口柊(3年 : 東海大相模)
後半21分
東海は帝京のキックにより裏のスペースをうまく突かれるも、なんとかタッチに逃げ出す。しかし自陣5mでの帝京ボールラインアウトからモールを形成され、前進を止めることができずトライを許してしまう。キックも決まり0-78となる。
0-78
後半25分
①星田知裕(4年 : 浜松工業)→⑯中尾優人(2年 : 栄徳)
後半26分
②川村航平(2年 : 茗渓学園)→⑰大沢櫂(3年 : 石見智翠館)
③杉浦皓亮(4年 : 名古屋)→⑱ 原口慎太郎(4年 : 佐賀工業)
後半29分
帝京はハーフラインでの帝京ボールスクラムから、スクラムハーフのボールを持ち出しとステップに対応出来ずラインブレイクされ、最後は数的有利をつくられパスを繋がれトライを許してしまう。キックも決まり0-85となる。
0-85
後半31分
⑧薄田周希(4年 : 東海大仰星)→⑳山家奨(2年 : 東福岡)
⑨山田莞太(4年 : 大阪桐蔭)→㉑吉田永遠(4年 : 京都成章)
⑮コンラッド・セブンスター(3年 : Monument-Highschool)→㉖福山寛大(3年 : 関大北陽)
後半32分
帝京は敵陣10m付近での帝京ボールラインアウトからモールを形成する。そこから素早いパスでショートサイドを攻められ、止めきれずにそのままトライを許してしまう。キックは外れ0-90となる。
0-90
後半33分
⑪大野陽世(1年 : 茗渓学園)→㉒ヘンドリック・スミス(3年 : Hoer tengniese skill Middelburg)
後半35分
帝京は自陣ゴール前の帝京ボールラインアウトからモールを形成する。東海はバックスも入りながらのモールディフェンスにより崩すことに成功する。低く鋭いタックルでディフェンスするも、帝京の縦の強さとテンポの早いアタックで前進され、そのままトライを許してしまう。キックも決まり0-97となる。
0-97
後半39分
⑫北村光基(4年 : 東海大仰星)→㉓鈴木浩介(2年 : 東京高校)
後半40分
東海は自陣からアタックを仕掛け、何度かゲインするもミスを犯してしまう。帝京にそのボールを拾われると、一気にスペースへ運び、そのまま走り切られトライを許してしまう。キックも決まり0-104となる。
0-104
後半42分
東海はマイボールキックオフからボールを奪う。そこから素早くアタックに切り替え、ボールを外に運び、もらった㉖福山寛大(3年: 関大北陽)の自慢のステップでゲインラインを突破するもオブストラクションの反則を犯してしまい、トライを逃してしまう。
後半44分
東海は敵陣10m付近のスクラムからアタックを仕掛け、途中㉑吉田の的確な状況判断とステップからのビッグゲインもありながら敵陣深くまで侵入するも、またもミスをしてしまい帝京にボールを拾われる。必死にディフェンスする東海に対しオフロードパスを繋がれ確実にゲインされ、そのまま走り切られトライを許してしまう。
キックも決まり0-111となる。
0-111
これが最後の得点となりノーサイド。
最終スコア 東海0- 帝京111
関東大学春季交流大会Aグループ第3回戦目は、東海にとって非常に多くの課題が残る試合となった。試合を通してペナルティの連続で流れを失ってしまい、一人ひとりのタックルスキルやモールで帝京の圧力を受け続けてしまった。今回出た課題を修正し次戦の明治大学戦に臨みたい。