【マッチレポート】第48回定期戦 近畿大学戦
2025年5月18日(日曜日)第48回定期戦近畿大学戦(以下近大)が、東海大学湘南校舎ラグビー場で行われた。
東海大学(以下東海)は、先日行われた関東大学春季交流大会Aグループ早稲田大学戦での負けから得た反省を活かし、勝利を掴み取りたい大事な一戦となった。
東海のスターティングメンバーには、⑤篠田晃成(1年:大阪桐蔭)、⑨吉田永遠(4年:京都成章)、⑭正木空馬(2年:京都工学院)、⑮高橋豪生(4年:仙台育英)などが初スタメンを飾った。メンバーリザーブにはスピードスターの鬼頭慶(1年:中部大春日丘)が初選出された。
前半
前半5分
東海は敵陣でのスクラムでペナルティを獲得する。タッチキックを選択し、敵陣5mラインアウトからモールを形成し、FWが一体となりそのまま押し切り最後は②川村航平(2年:茗渓学園)が押さえトライを奪う。⑮高橋豪生(4年:仙台育英)のキックも決まり7-0となる。
7-0
前半16分
東海は自陣ゴール前でペナルティを犯してしまう。近大はタッチキックを選択し、ラインアウトからモールを形成する。東海はモールディフェンスで粘るもそのまま押しきられトライを許してしまう。キックも決まり7-7となる。
7-7
前半18分
東海キックオフ直後、近大はエリアを挽回するためキックを試みる。そのボールを⑨吉田永遠(4年:京都成章)がチャージし、そのまま押さえてトライを奪う。キックは外れ12-7となる。
12-7
前半21分
東海は近大の素早いアタックを受ける。練習通りのラインディフェンスするも数的優位な状況を作られ⑭正木空馬(2年:京都工学院)がボールを故意的にはたいてしまいイエローカード、シンビンとなる
前半24分
東海は自陣22m付近スクラムからキックで陣地を挽回する。近大はキックカウンターを仕掛け、東海はディフェンスのギャップを突かれ湧き上がってきたサポートにオフロードでボールを繋がれトライ。ゴールも決まり12-14で逆転を許す。
前半29分
東海は自陣22mスクラムから近大バックスの用意したサインプレーにより数的優位を作られ相手を止めることができずトライを許してしまう。キックは外れ12-19となる。
12-19
これが前半最後の得点になる。
後半
⑨吉田永遠(4年:京都成章)→㉑石川裕大(3年:東海大相模)
⑪大野陽世(1年:茗渓学園)→㉖鬼頭慶(1年:中部大春日丘)
後半1分
近大ボールからのキックオフをキャッチした東海は、ロングキックを選択し陣地挽回を狙う。近大のキックカウンターで攻撃を継続されると近大の素早い攻撃に体を張りディフェンスで対抗するが最後はゴール前で押し込まれトライを許してしまう。キックは外れ、12-24となった。
12-24
後半16分
東海は敵陣5mマイボールラインアウトからモールを形成し、崩れてしまうがペナルティを獲得。敵陣5mマイボールラインアウトから再びモールを形成し、FWが一体となって押し込み、最後は⑥張剛士(3年 : 関大北陽)がトライを奪う。⑮高橋のキックも決まり、19-24となる。
19-24
後半16分
㉖鬼頭慶(1年:中部大春日丘)→コンラッド・セブンスター(3年:Monument-Highschool)
後半17分
①星田知裕(4年:浜松工業)→⑯林龍之介(3年:筑紫)
③杉浦皓亮(4年:名古屋)→⑱原口慎太郎(4年:佐賀工業)
後半20分
⑤篠田晃成(1年:大阪桐蔭)→⑳薄田周希(4年:東海大仰星)
後半23分
東海は自陣ゴール前付近でのマイボールスクラムからロングキックを選択。近大はキックカウンターを仕掛けるが東海の強いディフェンスプレッシャーによりミスを犯し、こぼれたボールを⑩浦本明惟(2年 : 松山聖陵)が拾い、そのままDFを振り切りトライを奪う。㉓コンラッド・セブンスターのキックも決まり、26-24となる。
26-24
後半29分
東海はハーフライン付近での近大ボールラインアウトでフリーキックを獲得し、タップキックで再開する。一進一退の激しい攻防の中で、東海はハイパントを選択。ボールの再獲得を狙うが、近大に僅かなスペースを走られ、そのままトライを許してしまう。キックも決まり、26-31となる。
26-31
後半30分
②川村航平(2年:茗渓学園)→⑰大沢櫂(3年:石見智翠館)
後半31分
東海のキックオフから始まるも、ダイレクトタッチになり、ハーフラインでの近大ボールスクラムから再開される。そこから近大の素早いボール回しとFWの力強い縦の攻撃に前進され最後はラックの空いたスペースをハーフに突かれそのまま走り切られ立て続けにトライを許してしまう。キックも決まり、26-38となる。
26-38
後半32分
⑯林龍之介(3年:筑紫)→①星田知裕(4年:浜松工業)
後半40分
東海は自陣5mでのマイボールスクラムから展開し、懸命にアタックするも近大の強いプレッシャーによりミスを犯してしまう。自陣5mで近大ボールスクラムから再開されると、近大はボールを外に展開し東海は人数を掛けて止めにかかるも、そのまま押し切られてしまいトライを許してしまう。キックは外れ、26-43になる。
26-43
後半42分
近大はマイボールキックオフをキャッチすると、ロングキックを選択。それをキャッチした東海はキックカウンターを仕掛け、素早いパス回しでアタックするも、近大のディフェンスによりミスを犯してしまう。そこから懸命にディフェンスし、一度はターンオーバーに成功するも立て続けにミスを犯してしまい、最後は裏のスペースに近大がキックしそのまま走り切られトライを許してしまう。キックも決まり、26-50になる。
26-50
これが最後の得点となりノーサイド。
第48回定期戦は、東海にとって多くの課題が見つかる試合であった。
前後半を通して非常にタイトな試合となり、特に後半では自分たちのミスが多く自滅していく試合内容だった。アタック、ディフェンスともに課題を修正し、次戦の昨年王者、帝京大学戦に挑みたい。