【マッチレポート】関東大学春季交流大会Aグループ 早稲田大学戦
2025年5月11日(日曜日) 関東大学春季交流大会Aグループの第2回戦となる早稲田大学(以下早稲田)が、早稲田大学上井草グラウンドで行われた。メンバーには⑯中尾優人(2年:栄徳)、⑰大沢櫂(3年:石見智翠館)、⑳松本賢志郎(2年:熊谷)、㉒正木空馬(2年:京都工学院)が初選出された。前節の勝利から得た成果や反省を活かし、春季大会2勝目を掴み取りたい大事な一戦となった。
前半1分
東海は敵陣22mでペナルティを獲得し、タッチキックを選択する。敵陣5mラインアウトからモールを形成し、最後は②川村航平(2年 : 茗渓学園)がボールを持ち出し、持ち前のフィジカルを活かし先制のトライを奪う。キックは外れ5-0となる。
5-0
前半17分
早稲田は自陣22m付近スクラムからボールを展開する。東海は前に出るディフェンスで体を張り続けるも、早稲田のテンポの速いアタックに対応できずディフェンスのギャップを突かれトライを許してしまう。キックも決まり5-7と逆転を許す。
5-7
前半23分
東海は自陣10mからアタックを仕掛け⑬古屋健太朗(4年:秋田工業)がラインブレイクするが、外へ繋ぐパスを早稲田にインターセプトされ、ディフェンスが果敢に追いつくも、振り切られトライを許してしまう。キックも決まり、5-14となる。
5-14
前半24分
⑮黒澤航希(3年 : 秋田工業)→㉓高橋豪生(4年 : 仙台育英)
前半26分
東海は早稲田の中盤での連続攻撃からピックゴーでゲインされ、ゴール前で⑩浦本明惟(2年:松山聖陵)が追いついて止めるも最後は相手の力強いキャリーを止めることができずトライを許してしまう。キックも決まり、5-21となる。
5-21
前半28分
東海はアタックでチャンスを作るもパスミスをしてしまい、ミスボールを拾った早稲田が連続攻撃を仕掛け、ディフェンスのギャップを突かれトライを許してしまう。キックも決まり、5-28となる。
5-28
前半31分
東海はキックオフでプレッシャーをかけ、早稲田の反則を誘い、ペナルティを獲得する。タッチキックを選択し、敵陣5mからモールを形成し、1度崩されるも⑥張剛士(3年 : 関大北陽)がボールを持ち出し、そのままトライを奪う。㉓高橋豪生のキックも決まり、12-28となる。
12-28
前半36分
東海は敵陣10m付近からラインアウトをミスするも、果敢なディフェンスから⑬古屋健太郎がボールをもぎ取り、⑭小池椋太(4年 : 東海大相模)にオフロードを繋ぎ、力強いランで走り切りトライを奪う。キックは外れ、17-28となる。
17-28
前半38分
早稲田がハイパントを上げ、東海がキャッチミス。そのボールを早稲田が奪い、ディフェンスが整備する前に展開され、アタックに対応しきれずトライを許してしまう。キックも決まり、17-35になる。
17-35
これが前半最後の得点となる。
後半1分
早稲田は自陣22m付近での早稲田ボールラインアウトから外へ展開する。東海は前に出るディフェンスで対抗するも、早稲田のテンポの速さに次第に遅れをとり、最後はディフェンスのギャップをつかれ、必死に止めるもパスを繋がれトライを許してしまう。キックも決まり17-42となる。
17-42
後半5分
東海は自陣ゴール前、早稲田ボールラインアウトからモールを組まれるも、鍛え上げたモールディフェンスで対抗する。しかし、ペナルティを犯してしまう。再び早稲田ボールラインアウトからモールを組まれ、FWの意地でなんとか前進を止めにかかるもトライを許してしまう。キックは外れ17-47となる。
17-47
後半10分
東海は自陣10m付近でのマイボールスクラムから展開すると、素早いパス回しで外へとボールを運ぶ。しかしボールが手につかず、こぼしてしまう。そのボールを早稲田に拾われ、そのまま走り切られトライとなってしまう。キックも決まり17-54となる。
17-54
後半18分
⑫北村光基(4年:東海大大阪仰星)→㉓ミンドウラムマーカス廣紀(4年:筑紫)
⑭小池椋太(4年:東海大相模)→㉕正木空馬(2年:京都工学院)
後半21分
①星田知裕(4年:浜松工業)→⑯中尾優人(2年:栄徳)
②川村航平(2年:茗渓学園)→⑰大沢櫂(3年:石見智翠館)
③杉浦皓亮(4年:名古屋)→⑱阿部輝(3年:秋田工業)
⑦和田寛大(2年:東海大大阪仰星)→⑳松本賢志郎(2年:熊谷)
⑩浦本明惟(2年:松山聖陵)→㉒野口柊(3年:東海大相模)
後半22分
早稲田は自陣10m付近での早稲田ボールラインアウトから展開すると、東海は低く鋭いタックルで対抗する。しかしラックサイドやディフェンスラインのギャップなど僅かなスペースを鋭く突かれ、最後は早稲田の速いテンポについて行くことが出来ず、トライを許してしまう。キックも決まり17-61となる。
17-61
後半25分
⑨山田莞大(4年:大阪桐蔭)→㉑吉田永遠(4年:京都成章)
後半30分
東海は必死のディフェンスによりペナルティを獲得する。しかしタッチキックはノータッチとなりプレーが継続され、早稲田はハイパントを選択。ボールの争奪でこぼれたボールを㉖高橋豪生(4年:仙台育英)がキャッチし、華麗なステップで早稲田ディフェンスを切り裂き、㉕正木へオフロードパスを繋ぐ。最後はハンドオフを交えながら自慢のスピードでディフェンスを振り切り、そのままトライとなる。㉓高橋のキックは惜しくも外れ、22-61となる。
22-61
後半31分
⑧末吉晃樹(4年:長崎北陽台)→⑲渡邉拓斗(3年:帝京)
後半33分
早稲田は自陣22m付近での早稲田ボールラインアウトから展開し、東海は前に出るディフェンスで果敢に守る。しかし早稲田のハイスピードアタックを前に徐々に前進され、小さな隙を確実に突かれて大きくゲインを許してしまう。最後は外側で人数有利を作られ、トライを許してしまう。キックは外れ22-66となる。
22-66
後半35分
東海はマイボールキックオフからなんとかマイボールとし、展開アタックを仕掛ける。早稲田のディフェンスのプレッシャーをものともせず、的確な状況判断により⑬古屋健太朗が抜け出し、そのままトライとなる。㉓高橋のキックも決まり29-66となる。
29-66
後半43分
東海は自陣ゴール前での早稲田ボールスクラムから、FW一体となり挑むもペナルティを犯してしまう。早稲田は再度スクラムを選択し、東海はリベンジを狙うも早稲田の勢いに耐えきれず、そのまま押しきられトライを許してしまう。キックも決まり29-73となる。
29-73
これが最後の得点となりノーサイド。
最終スコア 東海29-73早稲田
関東大学春季交流大会Aグループ第2戦目は、勢いのあるアタックを見せることができたが、ディフェンスでの課題が浮き彫りとなった。ディフェンスでは相手の素早いアタックに対応していたが、時間が経つにつれ、受け続けるディフェンスとなってしまった。今回出た課題を修正し次戦の帝京大学戦に臨みたい。