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SEAGALESを応援して下さいました皆様へ

東海大学体育会ラグビーフットボール部SEAGALESを応援して下さいました皆様へ

今シーズンも東海大学体育会ラグビーフットボール部SEAGALESを応援して下さいまして、誠にありがとうございました。

2016年度は「力必達 ~Real Fight~」をスローガンに掲げ、学生・スタッフは何事にも全力で取り組み、常に試合を想定した水準で日々の積み重ねを大切に、精進して参りました。

今シーズンは、「Y.C.&AC. JAPAN SEVENS」「東日本大学セブンズ」「関東大学ラグビーフットボール連盟SEVEN A SIDE大会」(優勝)、「JAPAN SEVENS」(プレート優勝)、大学春季大会(3位)、関東大学Jr.選手権(準優勝)、関東リーグ戦(優勝)、大学選手権(準優勝)とたくさんのサポーターの方々にグランド内外で大変多くのご声援を頂きました。

また、学園関係者の皆様をはじめ、後援会やOB会、保護者会、そして多くの企業の方々にも多大なるご支援を頂きました。心より厚く御礼申し上げます。

さらに、大会の企画、運営に携わった日本ラグビーフットボール協会、関東ラグビーフットボール協会、所属協会である神奈川県ラグビーフットボール協会の関係者の皆さま方にはひとかたならぬご交誼を賜わりこの場をお借りして心より御礼申し上げます。

今シーズンを振り返ってみますと、私が4月から大学での業務のため、4ヶ月間オーストラリアへの派遣研究で部を離れるという今までにない状況になりました。その間多くの方々にサポートしていただき変わらぬ活動ができましたこともあわせて御礼申し上げます。不在中のスタッフや学生たちの取り組みは非常に前向きで素晴らしいものでした。今まで、動もすると受け身になりがちだったことが、一つ一つ自分たちで確かめながらやっていかなければならないという環境に必然的になったことで、より主体性を持ってそれぞれが取り組めたことが大きな成長の要因であったのではないかと感じています。また、離れていたことにより、今までこのような経験がなかった分、あらためて私自身が気づいたことや学んだことも数多くありました。 そして帰国後は、その成果を少しでも還元できるように、あえて、慌てずじっくりと取り組んでまいりました。ベースの部分は着実にレベルアップしていましたので、新しい試みに対しても、皆前向きに、かつ積極的に取り組んでくれました。

夏からは特に、自分たちの強みを磨き、その強みがどんな相手にも通用する「武器」に成り得るために妥協することなく強化してまいりました。特にFWのセットプレーやコンタクト力、BKの決定力、そしてチームとしてのディフェンスなど手ごたえを掴み、チームアタックに関してもストラクチャーが明確になったことで各自のやるべきことの理解が深まってきました。

 シーズンに入り、一戦一戦試合を重ねていく中で、課題を着実に克服していき、チーム力は少しずつではありましたが右肩上がりに向上していき、チーム内での競争も激しくなっていきました。それが日々の練習のレベルアップにつながっていく好循環があらわれてきていた反面、慣れによる惰性的なシーンも目立つようになってきました。意識一つで克服できることは一つでも無くしていかなければいけないと常に心掛けて取り組んできました。また、今シーズン特に注意して取り組んできたことにコンディショニングがありました。もちろん、今までも様々なアプローチをしてきましたが、選手が自発的に取り組むことが何よりも重要でるため、一方的に提供するのではなく、自己啓発的な視点も踏まえて時間をかけて取り組んできました。シーズンを通じてのピーキングという点ではアクシデント的な負傷はありましたが、一定の成果は上げられたのではないかと感じています。さらに、シーズンを通じてストレングスの意識は例年以上に高く持ち続け、「No Limits」の言葉通りに実践することができました。個々に必要なトレーニングを全体の時間以外でも積極的に行えるようになったことは一つステージが上がったと感じました。やった分だけ成果につながるということを実践した選手が好循環を生み出したこともあったのでしょう。この世代の身体作りは時間をかけてじっくりと取り組んでいく必要があります。決して流行りものや一過性のトレーニングで出来上がるものではありません。全ての根幹となる部分ですので今後も意欲的に取り組んでいかなければならないと考えています。

さて、リーグ戦を戦い抜き一つの目標に掲げていた優勝は果たしたものの、最終戦の流通経済大学との試合では、まさに自分たちの緩さが出て、自ら綻んでいったという表現が当てはまる内容となってしまいました。もちろん、相手の果敢なプレーに崩されたところも大きかったと思います。しかしながら、この敗戦がチームとしてやるべきことをより強固なものにしてくれたと感じています。この試合の結果を受けて、皆が一切の言い訳をすることなく、全てを受け入れました。その結果、自分たちがやらなければいけないことがより明確になり、そこに拘って取り組む水準が格段に上がりました。決して複雑なことではなく、ゲームでの主導権を握るためにはどうすべきなのか、相手に合わせない自らのプレーのスタンダードなど、至ってシンプルな部分でした。まさに、我々がこだわってきた芯の部分で結束をするきっかけになり、選手権に向けて非常に良い状況になってきたと感じていました。

 今シーズンの大学選手権はフォーマットが変わり、トーナメントという緊張感の中、一戦必勝の意識で目の前の相手に集中して戦ってきました。勝ち負け云々ではなく、毎試合ベストゲームを重ねていくんだという強い覚悟を持って臨みました。初戦の京都産業大学戦、準決勝の同志社大学戦と特徴のある相手に対して、相手の強みを消し、自分たちの強みを出すということを目標として戦い、内容的には納得できる部分が多く手ごたえを感じることができました。

 そして迎えた決勝戦は二年連続で帝京大学との対戦になりました。昨年度は力を出し切れずに終えてしまったという思いだけが残り、無念さを強く感じた試合でした。その結果を踏まえて、とにかく今年は自分たちの力を出し尽くすということが全てであると考えていました。結果は必ずその先についてくるということ、それだけのことをやってきたという手応えもありました。 連覇を続けるチャンピオンチームに真っ向勝負で、自分たちの強みをぶつけて主導権を握り、最後まで自分たちのゲームプランを崩さないことが我々の集大成としてのチャレンジでした。強いディフェンス、そして隙を見せないことなど、この相手から今までたくさん学ばされました。全員が冷静に判断し、ハードワークし続けるという責任を果たし、自信を持ってそれぞれの役割を遂行し、決して後退せずに小さい勝負をしっかりやりきる勇気を持ち、目の前のことだけに集中しようという覚悟を持って臨みました。

 我々は試合を10分間に区切り、それぞれの時間を支配することに意識を持つように心がけました。精神的に落ち着いて10分ごとの集中を保つこと、そうすれば一つのミスを引きずることもなく、次の10分に挽回すればいいという開き直りができる、それぐらいのメンタリティーが必要だという意味もありました。結果、支配できた時間は多くあったものの、自らの綻びでその流れを失い、一瞬の隙をつかれてスコアまで持っていかれてしまいました。相手のバランスを崩しきるところまで至らず、そのプレッシャーに負けてミスをしてしまったことは、悔やまれるところですが、勝者である相手が勝っていた部分は、そのトータルとしてのバランスを保つことのできる力であったと思います。自分たちの強みをある程度は出せても、相手の強みを消すまでには至らなかったという事実、そして相手の強みの引き出しはたくさんあったということで、やはり一枚も二枚も上手でした。

結果の全ては監督である私の責任です。しかしながら、SEAGALESの代表として最後まで自分たちを信じて、力の限り戦った選手たちは我々の誇りです。そして、今感じている悔しさの持つ意味は昨年とは全く違います。力を出せた分だけその悔しさはポジティブなものです。しかし、負けに不思議の負けなし、まさに明確な原因がありました。試合以外のところにその理由を持っていくのではなく、まずはこの試合の中味にのみ目を向けるべきだと考えています。我々がやった試合、できたこと、できなかったことを含めてこの試合で起こったこと全てが我々の実力です。その中にこそ、いかにして戦うべきなのかの指針があるはずです。そして、その上で他に何が足りなくて、何をしなければいけないのかをとことん突き詰めていかなければいけないと思っております。ラグビーを学びゲームの理解を高めていくことにもまだまだ差があったと感じています。そして、それは誰かに依存するのではなく、全体としての水準を上げなければいけないということです。トータルとしての強さを身に付けるのは簡単なことではありません。時間をかけて積み重ねていくしか方法はないと考えています。

決勝のフィールドにおいて五感で感じたものすべてが、我々の財産であり、他の大学とのアドバンテージになっているんだという認識を持ち、必ずやあの舞台に戻り、埋められなかったピースを全員の手で埋めることを目標にスタートしてまいります。

来シーズンこそ、大学日本一を達成すべく、学生・スタッフ一同さらなる精進を重ねて参りますので、変わらぬご声援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。さらなる成長を遂げたSEAGALESにご期待ください。

東海大学体育会ラグビーフットボール部 GM兼監督 木村 季由

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